
こんにちは、先日親知らずを一気に4本抜いてもらいました、すぐこです。
「親知らず 4本 抜歯」 のキーワードで検索しているあなたは、きっとあの日の私と同じように、心のどこかで恐怖と戦っているものと推察いたします。
おそらく実際に4本抜いた人の画像を見てしまい「これ生きて帰れるんだろうか???」と思っているのではないでしょうか。
自分の顔もあのレベルに……!?と想像するだけでも恐ろしいですよね。
私もビビり散らかしていました。誰もが通る道だ、大丈夫問題ない。

でも、実際に経験してみたらそこまで腫れなかったし痛くもなかったですよ。
ということで今回は、私の親知らず4本抜歯の体験談をお話しします。
手術から回復までの過程を詳しくお伝えすることで、これから抜歯を控えている方の不安が少しでも和らげばいいなと思います!
- 親知らずの抜歯を予定している人
- 4本同時抜歯した体験談を知りたい人
- 術後の痛みや腫れが気になる人
手術までのあらすじ

親知らず抜歯は私の人生設計になかったので(生えてこないと思っていたため)ぶっちゃけ青天の霹靂でした。
嵐のような3ヶ月だった……
以下、時系列で流れを簡単に説明します。
- 10月下旬かかりつけ歯科の定期検診
右上の親知らずが1mmほどツラを出しているのを歯科衛生士さんが発見
- 先生にゴネる
「親知らずって抜くと痛いんでしょぉ〜抜きたくないよぉ先生ぇ〜〜〜」
とのび太風にゴネる - 撃沈
「まぁとりあえずでかい病院で詳しく診てもらってね^^」とあしらわれる
- 11月半ば紹介状を持って総合病院(口腔外科)へ
レントゲンの結果、「上の歯はすぐ手術できるけど下の歯は横向きで埋まってるから、抜くなら全身麻酔(入院)で手術する必要がある」と言われる
- 手術を決意(4本一気)
(どうせ痛い思いするなら一気に終わらせてくれッ……)と負傷兵めいた覚悟で先生に手術をお願いする
- あっさりOKが出る
- 特に詳しい説明はないまま「あ〜良いですよ4本ね」的なノリでOKされる
- 「寝てたら終わってますよ」と説明され「あっなんだそんなもん?」と思いホッとする(フラグ)
- 抜歯経験者たちから脅され不安に
親知らず4本抜歯することになった〜と周囲に話したところ、
「1本でもあんな痛くて腫れるのに4本も!?」
「お、Oh(やや引き)」
「歯抜いた日は枕が血で染まるよ」
「しばらく口開かなくなるよ」
のような反応が相次ぎ、ことの重大さに一気に不安になりはじめる - 12月半ば手術前検査、入院前の説明など
- 血液検査したり、心電図撮ったり、同意書書いたり
- 高額になるので、市役所へ限度額適用認定証をもらいに行く
(マイナ保険証の場合は不要です)
- 入院直前親知らずロスになりかける
入院準備をしながら(これまで病めるときも健やかなるときも共にいてくれた親知らずともうすぐお別れか……)と、ずっと眼中になかったくせに、急に切なくなる
- 1月下旬手術のため入院
いろんな意味で悶々としたまま入院の日を迎える
- 手術(全身麻酔)
詳しくは後述^^
幸い、絶賛無職中で時間は取れるためゆったり5日間入院コースを選びました。何の導きか……
また今回の入院では、大部屋と個室を選べたので個室にしました。
入院になってどちらにしようか迷っている人はこちらの記事も読んでみてくださいね^^
手術当日の流れ

手術は全身麻酔で行いました。

手術時間は4本で約2時間でしたが、眠っていたので一瞬でした笑
手術までの流れは以下の通りです。
- 朝から絶食、午後から飲水禁止(手術は夕方でした)
- 手術前に着圧くつしたを履く(メディキ●ット的なやつ)
- 看護師さんの案内で手術室へ歩いて向かう
- 執刀の先生やオペ室の看護師さんとごあいさつ
- 手術台へ上がる(HYの曲が流れていました笑)
- いろんなセンサーをつける
- 酸素マスクをつける
- 点滴(眠くなる)◀寝落ち3秒(ガチで)
5〜8が1分くらいで流れるような流れ作業だった……(お見事)
全身麻酔は2度目だったのですが、手術室の雰囲気にやっぱり緊張して(あ〜、なんかやだな〜、こわいな〜)と思っていたら終わっていました笑
「終わりましたよ〜^^」の声で目が覚めて、まだ意識がもうろうとしていたので「ありがとうございました……」くらいしか返事できませんでしたが、皆さんそんなもんらしいです(事前説明による)。
移動式のベッドで病室へ運ばれて、痛み止めの点滴をしてもらったりしながら、手術日はほとんど寝て過ごしました。
術後の痛みと腫れは?【結論:ほぼ痛みなく快調】

実際、痛みや腫れがどんな感じか気になりますよね!?
個人差がある前提ですが、私の場合は腫れましたがそんなに痛くなかったです。
手術の直後だけ、少しジンジンしたかな?程度でした。
痛み止めの点滴をしてもらっていたし、ほとんど眠って過ごしていたので痛い期間はあまりなかったです。
その後の体温も37.0℃前後が続いていましたがだるさもなく、ただほっぺが腫れてるだけ、といった感じでしたよ。
1日目(手術直後):歯より腰とのどが痛かった
顔はこのときから腫れ始めていた気がします(痛みはあんまりなし)。
手術の直後はのどの麻酔が切れるまでが気持ち悪かった……^^;
のどのひっかかりが大きく(糊がべったりくっついているような感じ)唾液が飲みづらかったです。
半分眠っていたので正確ではないですが、のどの麻酔は2時間くらいで切れたと思います。
また、恐縮ですがわたくし反り腰でして……

どちらかというと歯よりも腰のほうが痛くてそっちに意識をとられており、結果あんまり歯の痛みは気になりませんでした笑
腰にも痛み止め効けよ……
2〜4日目:痛さはないが鼻血が出る
- 腫れのピーク。おかめほどではないですがあ〜膨れてるな、くらい。触っても痛くなかったです。
- 痛み止め(ロキソプロフェン。+胃薬)を処方されていたからか、歯ぐきの痛さもなかったです。
- 口は全然開きませんでした。指1.5本分くらい。
- 朝食から食事再開で、退院までずっと「おかゆ+流動食」でした。手作りゼリー美味しかった……
- 2日目から、奥歯を気にしつつ歯磨きを再開していました。
- 枕は血で濡れずに済みました。というか全然血は出なかったです。
- と思っていたら2日目と3日目にちょっと鼻血が。(溜まっていた血が鼻から出てきたっぽい)
腫れの見た目が気になるときは大きめのマスクで隠せばOKです。
5日目(退院):ほぼいつも通り
- 朝食後、先生から退院OKをいただきました。
- 腫れはまだありましたが痛さは全然なかったです。
- 口が開かないこと以外は普段通り。
- 家族より「抜いた歯」を受け取り、バキバキに砕け散った親知らずたちと再会しました。
8日目:抜糸
- 抜糸しました。歯科の業界では「ばついと」と言うらしいです。ややこしいすもんね。
- 腫れはほぼ引いて、痛みも0でした。
- 総合病院でのやりとりが完了したため、口腔外科の先生からの書状をかかりつけの歯医者さんへ持っていきました。
- 日常生活にほぼ支障なし。口が開かないのでハンバーガーがまだ食べられないくらい。
14日目〜21日目:気にならず
14日目はまだハンバーガーはまだ食べられませんでしたが、21日目には食べられるように!
いや〜人間の回復力はすごいですね。
術後のケアポイント

とにかく痛いのが嫌だったので、超絶安静を心がけました。

コアラ並の活動量でしたきっと。
お風呂に入ったりシャワー浴びたりしてなんか血行が良くなると痛くなるかも……とビビりまくり、お風呂には入らずシートで拭いてケアする作戦をとるほど(ダイソーのシャンプーシート大活躍)。
また、噂にきくドライソケット(かさぶたが剥がれてめっちゃ痛いとのこと)が怖すぎて、うっかりうがいしないように細心の注意を払っていました笑
食事の工夫

退院後〜抜糸までの食事は、食感を大事にしたくて栄養バランスはあえて無視しました!
- おかゆ
- スープ
- たこ焼き(タコは前歯でかじる)
- グラタン
- ゼリー
- ヨーグルト
とにかく飲める食べものを摂る!のスタンスでやらせていただいておりました。
小腹が空いたときは、液みそで作れる具なしミソスープが便利でおすすめです^^
抜糸したあと記念ジョイフル飯に行ってやっと固形のライスを食べたのですが、

コメ粒が奥歯方面に向かわないようキープするのきっつ……!
と格闘しながらいただきました笑
費用について
私の場合はタイミング良く(?)非課税世帯だったため、5日分の個室代(自費)含めて6万円ちょいでした。
費用については個人の状況による差が大きいと思いますので、病院に確認してみると良いですね。
まとめ|親知らず4本抜歯は怖くない!(……はず)

親知らず4本同時抜歯は大変そうに聞こえますが、終わった後は意外と凪でした。
先日、かかりつけの歯医者さんに「ぜんぜん痛くなくて良かったです(小並感)」と報告したところ、

全身麻酔は局所麻酔とちがって先生も遠慮なくガリガリやれるからじゃない?
と意味深発言されていましたが、あの原型のない親知らずたちを思うと納得しました。意識なくてよかったマジで。

この世には知らないほうが良いこと、ありますね。
ということでガチ体験談でした。
寝ていれば終わります!大丈夫ですよ^^
あなたの参考になればうれしいです!