
こんにちは、一人だいすきすぐこです。
毎日のお仕事、おつかれ様です!
会社で「なんだか私だけしんどい…」と感じていませんか?
周りの人は平気そうなのに、自分だけぐったり。会社から帰ると抜け殻みたいになってしまって、そんな自分を「ダメだな……」って、責めたりして……。
実はその疲れ、あなたの「甘え」でも「気のせい」でもないんです。
もしかしたら、あなたもHSP(Highly Sensitive Person:とても敏感な人)かもしれません。
HSPは、刺激に敏感で周りの人の感情や環境の変化に大きく影響を受けやすいんです。

そんな民が職場なんて人種のサラダボウルの中に放り込まれたら疲れまくるのは目に見えてるじゃろうが……!(唐突な謎ギレ)
この記事では、HSPさんが職場で感じやすい「しんどさあるある」を7つご紹介。
さらに、それぞれの対策も一緒に考えていきましょう!
読み終わる頃には、「私だけじゃなかった」「この疲れは私のせいじゃないかも」と、少しでも心がラクになってもらえたらうれしいです。
HSPさんのための「無理しない働き方」についても記事を書いていますので、よかったらどうぞ。
- 職場で他の人より極端に疲れを感じるHSPさん
- 「普通に働く」ことにすら疲れを感じてしまう人
- 自分がHSPかもしれないと感じている人
- HSPの家族や同僚、上司をもっと理解したい人
- 職場での疲れ方が人と違うと感じている人
HSPとは?繊細さんの基本を知ろう

HSPとは「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略で、心理学者のエレイン・N・アーロン博士が提唱した気質的特性です。
全人口の15〜20%ほどが持つとされるこの特性は、外部からの刺激に対して敏感に反応する神経システムを持っていることが特徴です。
HSPの方は、音や光、人の感情、場の空気などを敏感に感じ取り、深く処理する傾向があります。
これは決して「性格の問題」ではなく、生まれ持った脳の特性なんですよ。
一言でいうと「アンテナが高感度な人」。
それゆえに、一般の人が気にならない刺激でも疲労の原因になりやすいのです。

私の友人、なんだかHSP気質の人が多いんですよね……類友かな……^^;
HSPさんが職場でしんどくなる瞬間7選

HSPさんが職場で感じる「見えない疲労」には、特有のパターンがあります。
どれも一見すると些細なことに思えるかもしれませんが、HSPさんにとっては大きなエネルギー消費になっているんです。
周りの人が「なんでそんなことで?」と思うようなことでも、あなたが感じる疲れは決して気のせいではありません。
一つひとつ見ていきましょう。
毎日のように直面するこれらの瞬間が、なぜあなたをこんなにも疲れさせるのか、その理由が見えてくるはずです。
【HSP職場あるある①】人が多いだけで、ぐったりしてしまう
職場に着いた瞬間から、もうぐったり……そんな経験はありませんか?
HSPさんにとって、人がたくさんいる環境そのものが大きなエネルギー消費になります。
- オフィスの人の動き
- パソコンのカタカタという音
- 電話の着信音
- 空調の音
これらの、普通の人が「背景」「雑音」として処理する情報も、HSPさんの脳は全て「重要な情報」として処理しようとしてしまいます。
朝一から脳がフル回転するので、何もしていなくても疲れてしまうんです。
私も、「今日はなんだか特別疲れるなぁ」と思った日は、実は職場の人口密度が高かったということがありました。

午前中にすり減りきってるので午後の眠気も半端ないんですよね〜……
- 人が少ない時間帯に出社or退社する
- 時々トイレ休憩を挟んでクールダウンする
- 昼休みは静かな場所で過ごす
- ノイズキャンセリングイヤホンを活用する
このように、ちょっと工夫してみましょう。自分のエネルギー残量を意識することが大切です。
「燃料タンク」をイメージして、空っぽになる前に小休憩を取っていきましょうね。
【HSP職場あるある②】会話が頭に入ってこない、なのに気を使ってしまう

「さっき何て言ったっけ?」と、会議中によく思いませんか?
HSPさんは、話の内容よりも「この人は今どんな気持ちだろう」「私の反応は適切かな」という場の空気や人間関係の機微に意識が向きがちです。
会議中、
- 同僚の表情
- 上司の声のトーン
- 誰かが急にスマホを見たこと
そういった細かな変化まで察知してしまい、肝心の会話内容が頭に入らなくなってしまうんです。
そして「ちゃんと聞いてないなんて失礼かも」と罪悪感まで感じてしまう。
このエネルギー消費が、HSPさんの大きな疲労原因になっています。
- 会議の前に議題を確認し、予習しておく
- メモを取りながら聞くことに集中する
- どうしても疲れる場合は、休憩させてもらう
【HSP職場あるある③】雑談が地味につらい

今日は寒いですね~

週末何か予定ありますか?
こんな他愛もない会話でも、HSPさんはどんな返事をすれば良いのか真剣に考えてしまいます。
「相手を不快にさせない言葉選び」「適切な表情や反応」を常に意識しているため、一般的には”リラックスタイム”のはずの雑談が、実は大きなエネルギー消費になっているんです。
考えすぎて、会話が終わるとどっと疲れてしまうことも。
特に複数人での会話は「今話すタイミングは?」「この話題に乗るべき?」と考えすぎて、帰宅後に「あれもあんな風に言えばよかった……」と後悔することも多いのではないでしょうか。

飲み会帰りの電車で何度一人反省会をしたことか……!
- あらかじめ、天気やニュースなど、話題を用意しておく
- 共感する言葉を意識的に使う(「そうですね」「わかります」など)
- 無理に話を続けようとせず、笑顔で相槌を打つだけでもOK
【HSP職場あるある④】人の怒りやイライラをすぐ察知してしまう
HSPさんは「感情レーダー」を常に稼働させているようなもの。
- 誰かのため息
- 眉間のしわ
- ペンを置く音の強さ
…そんな微細な変化から「あの人、今イライラしてるな」と察知してしまいます。
しかも、それが自分に関係なくても「何か私が悪いのかな……」と心配してしまうことも。
特に職場におつぼn……感情表現が激しい人がいると、その方の感情の波に振り回されて消耗してしまうことも多いですよね。
この「常に周囲の感情に気を配っている状態」は、アンテナがずっとフル回転しているのと同じなので心身に大きな負担をかけているんですよ。
- 深呼吸をして、自分の感情と相手の感情を区別する
- ネガティブな感情に巻き込まれないよう、意識的に距離を置く
- 必要以上に反応しない練習をする
【HSP職場あるある⑤】人に頼まれると断れない、でもしんどい


すみません、これお願いできますか?
というひと言に弱いHSPさん。
断ると「嫌な人だと思われるかも」「関係が悪くなるかも」と不安になり、自分のキャパを超えていても「はい、大丈夫です」と引き受けてしまいます。
結果、抱えきれない仕事量に心身ともに疲れ切ってしまって、「も、もう限界ナリ…」と感じることになります。

これは単なる「優しさ」ではなく、HSPならではの「感情への敏感さ」が原因なんですよ。
- 一度持ち帰って考える時間を貰う
- 自分のキャパシティを伝え、できる範囲で引き受ける
- 断る時は、代替案を提示する
【HSP職場あるある⑥】「普通に働く」のハードルが高すぎる
「みんな普通にできているのに、なぜ私だけ…」と感じることはありませんか?
HSPさんにとって、他の人が「普通」だと感じることが実はとても大変なエネルギーを要するものだったりします。
- 騒がしいオフィス
- 長時間の会議
- 急な予定変更
- マルチタスク
などなど。

「疲れに仕事しに行っているのか?(哲学)」となってしまいますね。
これらは多くの人には「仕事の一部」でしかありませんが、HSPさんにとっては大きなストレス源になります。
そして「みんな普通にこなしているのに、自分だけできない」と自己否定に陥りがちです。
でも、大丈夫。
あなたの感じる困難は「甘え」ではなく、脳のクセの違いから来るものなんです。
- 自分にとっての「普通」を見つける
- 周りと比較せず、自分のペースで仕事を進める
- 休息時間をしっかり確保する
【HSP職場あるある⑦】一日終わると、ぐったりして何もできない

仕事から帰ると、ソファに倒れこんで動けなくなることはありませんか?
- お風呂に入る
- ご飯を作る
- 明日の支度をする
という基本的なことさえエネルギーが足りず、そのまま爆睡してしまって翌朝「何やってたんだろう、私」と自己嫌悪に陥ること、あるあるじゃないですか?
え?私?もちろんあるあるです。
あるあるすぎて風呂キャンセル界隈について調べた記事を書いてしまっているほどです笑
そんなにぐったりしてしまうのは、HSPさんが一日中「高感度アンテナ」を張り巡らせ、膨大な情報処理をしてきた当然の結果なんです。
一般の人の数倍のエネルギーを使って同じ職場にいるんだから、疲労度も数倍になるのは当然のこと。
仕事後のこの「空っぽ感」は、HSPの方にとってとても一般的なことなんですよ。

私もそうなんですが、友人も寝落ち勢が多数です。
あなただけじゃないよと……わしゃ言いたい……!
- 帰宅後すぐにリラックスできるルーティンを作る(好きな音楽を聴く、アロマを焚くなど)
- 趣味の時間や休息時間を確保する(重要)
- 自分を責めずに、ゆっくり休む(超重要)
HSP特有のその敏感さが、大きな強みになるかも?

ここまで読んできて「そうそう、まさにこれ!」と思った方も多いのではないでしょうか。
HSPさんが職場で感じる疲労やしんどさは、実は「見えない労力」を使っている証拠です。
あなたの感じる疲労は、あなたの特性から来る自然な反応なんです。
むしろ、
- 細かい変化に気づける洞察力
- 相手の気持ちを察する共感力
- 深く物事を考える思考力
これらの能力は職場でも大きな強みになり得ます。
まとめ|あなたのしんどさは、あなたのせいじゃない

HSPさんが職場で感じるしんどさ。
本当にたくさんあって、しかも「まわりからは見えにくい」ものばかりです。
だからこそ、「私のせいだ」「甘えてるんだ」と自分を責めないでください。
あなたのしんどさは、あなたのせいじゃない。
繊細な感性を持つHSPさんだからこそ感じる、自然なことなんです。
少しづつ、自分の心を守る方法を見つけていきましょうね。
私も、一緒に模索しています!