こんにちは、MOSいろいろ学習中のすぐこです。(ただいまAccessかじり中)
MOS試験の受験を考えているけれど、どんな試験なのか、どう準備すればいいのか悩んでいませんか?
パソコンスキルを証明する資格として人気のMOS試験ですが、初めて挑戦する方にとっては不安も多いものです。
就職活動でパソコンスキルをアピールしたいけど、具体的に何をすればいいか分からない…
WordやExcelの基本操作はできるけど、もっと自信を持って使いこなせるようになりたい…
そんな悩みをお持ちのあなたへ。この記事を読めば、MOS試験について詳しく知ることができ、自信を持って受験に臨めるようになりますよ。
少し長めの記事になってますので、気になる項目があったら目次から飛んでくださいね。
それでは見ていきましょう!
MOSとは? あなたのパソコンスキルを世界で証明!
マイクロソフト オフィス スペシャリスト、略してMOS。
WordやExcelなど、私たちが普段仕事やプライベートでよく使うMicrosoft Officeソフトの操作スキルを、客観的に証明できる国際資格です。
「えっ、国際資格?難しそう…」と思われるかもしれませんが、心配いりません!
MOS試験は、日常的にOfficeソフトを使っている人なら十分に挑戦できる内容になっています。
また年齢や経験などは一切関係なく、誰でも挑戦できる試験なんですよ。
MOS資格を取得するメリット4つ
MOS資格を取得すると、どんな良いことがあるのでしょうか? 具体的なメリットを4つご紹介しましょう。
- 就職・転職に有利:多くの企業でOfficeソフトの操作スキルが求められるため、MOS資格は高く評価されます。
- スキルの客観的証明:「Excelできます」と言うよりも、資格があるほうが実力が視覚化されて説得力が増しますよね。
- 実用的な能力アップ:試験対策を通じて、業務で役立つ実践的なスキルが身につきます。
- 自信に繋がる!: 試験に合格することで、自分のスキルを客観的に認められ、自信に繋がります。自信を持つことで、さらにスキルアップを目指せる好循環が生まれます。
例えば、Excelの関数やピボットテーブルの使い方、Wordの文書校正機能など、普段何気なく使っている機能の奥深さに気づくかもしれません。
これらのスキルは、実際の仕事の場面ですぐに活かせるんですよ。
また社会人だけでなく学生にもおすすめしたい資格です。レポートや論文を書く機会のある人は特に!
目次、参考文献、インデント活用、表やグラフの詳細設定など、時短につながったり便利な機能がたくさんありますので、ぜひこれらのスキルを習得していただきたいです。
一例ですが、私はレポートや論文の目次を全て手作業で作っていました。
見出しの言葉を変更したら目次に戻って手直しして、そうするとレイアウトが狂うからまた手直しして…という地獄のアナログ作業をしていたんです。
MOS学習中に「この便利機能を早く知っていれば…!」と思う場面が何度もありました。
こんなアナログの民にも取得できましたので、パソコンスキルに自信がない方でもしっかり準備すれば十分に取得できます!!ぜひチャレンジしてみてください。
MOS試験の概要について、試験内容や合格基準を分かりやすく解説!
さて、MOS試験に興味を持っていただけたでしょうか?
次は、具体的な試験内容や合格基準について詳しく見ていきましょう。
合格点は?
MOS試験の合格点は、700点以上です。 試験は1000点満点で、問題数は科目やバージョンによって異なります。
MOS試験のレベルは?
MOS試験には大きく分けて2つのレベルがあります。
- 一般レベル(アソシエイト/スペシャリスト):基本的な操作スキルを証明するレベル
- 上級レベル(エキスパート):より高度な操作スキルを証明するレベル
※アソシエイトは2019バージョンから、スペシャリストは2016バージョンまでの呼び名です。
初めて受験する方は、まず一般レベルから挑戦するのがおすすめです。基本をしっかり押さえてから、上級レベルにチャレンジしましょう。
試験の難易度は?
一般的には、MOS試験の難易度は「標準レベル」と言われています。 合格率は公式には発表されていませんが、一般レベルは約80%、上級レベルは約60%と、比較的高い傾向にあります。
「えっ、そんなに高いの?」と驚かれるかもしれません。
確かに、他の資格試験と比べると合格率は高めです。でも、これは決して試験が簡単だということではありません。
試験の形式(次で記述)がMOS試験独特のため、一夜漬けやぶっつけ本番で合格するのは正直難しいです。
私はExcel Specialistは3週間、Expertは1ヶ月くらい使って勉強していました。
世間には3日で受験する猛者も存在しますが、自分のペースで行きましょう^^;
試験はどんな形式?
MOS試験は、実際にパソコンを操作して問題を解いていく「実技試験」です。
試験時間は50分で、問題数は通常20~30問程度です。
「Wordでこの文書を編集してください」「Excelで関数を用いて計算してください」といったように、実務で求められるスキルを測る問題が出題されます。
MOS試験の受験料について
受験料は、
- 一般レベル(通常価格:10,780円、学割価格:8,580円)
- 上級レベル(通常価格:12,980円、学割価格:10,780円)
となっています。(2024年9月現在、全て税込)
学生の方は、学割制度をぜひ活用してくださいね。
MOS試験の種類とバージョン選び。自分に合った試験を選ぼう!
次に種類について。MOS試験には以下のバリエーションがあります。
- Word(文書作成)一般レベル/上級レベルあり
- Excel(表計算)一般レベル/上級レベルあり
- PowerPoint(プレゼン資料作成)
- Access(データベース管理)
- Outlook(メール、スケジュール管理)
さらに、それぞれのアプリケーションごとに、MOS 365&2019、MOS 2016、MOS 2013といったように、異なるバージョンが存在します。
「種類が多くて、どれを選べば良いか分からない…」という方もご安心ください!
バージョンが違っても基本的な操作方法や機能はほとんど同じですので、今あなたが使用している、または今後使用予定のOfficeバージョンに合った試験を選べばOKです。
例えば、普段からOffice 365や2019バージョンを使っている方は、MOS 365&2019の試験を受験するのがおすすめですよ。
MOS試験の勉強方法は独学?通信講座?自分に合った方法を見つけよう!
MOS試験の勉強方法は、大きく分けて「独学」と「講座を受講する」という2つの方法があります。費用や勉強のための拘束時間などを考慮して、自分にあった方で勉強していきましょう。
1. 独学で自分のペースで学習
- メリット:費用を抑えられる、自分のペースで学習を進められる
- デメリット:自己管理が難しい、分からない部分があっても質問できない
- おすすめの人:費用を抑えたい人、自分のペースでコツコツ勉強したい人
- 具体的な勉強方法:参考書や問題集を活用する、模擬試験で実力チェックをする
2. 通信講座でプロのサポートを受けながら学習
- メリット:自分のペースで学習できる、分からない部分を講師に質問できる、教材が充実している
- デメリット:費用がかかる
- おすすめの人:費用は多少かかっても、プロのサポートを受けながら効率的に学習したい人
- 具体的な勉強方法:MOS試験対策の通信講座の受講(テキストや模擬試験ソフトだけでなく、質問対応サービスもあるので、独学が不安な方にはおすすめです)
MOS試験の効果的な学習計画を立てるためのポイント
効果的な学習計画を立てるためのポイントは以下の通りです。
- 目標設定:いつまでに合格するか、明確な目標を立てましょう。
- 現状把握:模擬試験などで自分の現在のレベルを確認します。
- 学習内容の分割:1日あたりの学習量を決め、無理のないペースで進めます。
- 復習の時間確保:新しい内容を学ぶだけでなく、復習の時間も大切です。
- 実践的な練習:実際の業務を想定した練習問題にも取り組みましょう。
例えば「1ヶ月後の試験に合格する!」という目標を立てた場合…
- 1〜2週目はテキストを2〜3周してやりこむ
- 3週目は模擬試験をひたすら解く
- 4週目は総復習と模擬試験で仕上げて試験会場へGO
というような計画を立てるとやりやすいと思います!
MOS試験の受験方法。全国どこでも受験可能です!
MOS試験は、全国各地のテストセンターで受験できます。
試験は、毎月実施されているので、自分の都合に合わせて受験しやすいのも魅力です。
受験方法は、大きく分けて「全国一斉試験」と「随時試験」の2種類があります。全国一斉試験の日程は、こちらを参照ください。
- 全国一斉試験:年に数回、全国一斉に同じ問題で実施される試験です。
- 随時試験:自分の希望する日程で、近くのテストセンターで受験できる試験です。
MOS試験当日の流れと注意点。事前準備をしっかりとして当日を迎えよう!
試験当日は落ち着いて試験に臨めるよう、事前に流れや注意点を把握しておきましょう。
1. 試験日までの準備
- 受験する試験科目、バージョン、試験会場、試験日を決めましょう。
- Odysseyの公式サイトでユーザー登録を行い、受験申し込みをします。(ユーザー登録が地味にめんどいと思います^^; こちら↓の記事で画像を使って登録手順を解説してますので、よければ参考にしてくださいね)
- 受験料を支払います。
- 試験日までしっかりと学習しましょう。(がんばるしかない!)
2. 試験当日
- 本人確認書類、受験票(あれば)を持参します。
- 試験開始時間に遅れないように、余裕を持って会場に着くようにしましょう。
試験当日の必需品についてはこちらの記事で解説しています。
試験中の注意点
- 飲食物、スマートフォンなど外部と通信できるもの、電卓、時計、参考書などの持ち込みは禁止されています。(ロッカーに荷物を預けられる会場もあります)
- 体調がすぐれなかったり不明点がある場合は、その場で試験官に知らせてください。
私は一度、問題文の解釈に迷って試験官を召喚したことがありますよ。
(図の挿入問題で、参照するフォルダの場所の指定が曖昧だったため)
MOS試験の問題文にはふわっとした書き方のものがチラホラありますので、どうしても迷ったら質問してみるのも手だと思います。そこで点落とすのももったいないので^^;
- 試験中の私語は禁止されています。
- ほか、試験官の指示に従ってください。
よくある質問:受験前に知っておきたい疑問を解決!
Q. MOS試験の合格発表はいつ?
A. 試験終了後、試験結果が画面に映し出されるため、すぐに合否が分かります(1番ドキドキする瞬間)。
合格証(デジタル認定証)は、こちらにログイン後、PDFファイル形式でダウンロードすることが可能です。
Q. MOS資格は履歴書にどのように書けば良い?
A. 資格名は正式名称で記載しましょう。
例えば、「2024年9月 Microsoft Office Specialist Word 2019 合格」のように記載します。ちょい長いですが頑張って書きましょう^^
まとめ|MOS試験をきっかけにどんどんスキルアップしよう!
この記事では、MOS試験の概要からメリット、勉強方法、受験方法まで詳しく解説しました。
MOS資格は、あなたのパソコンスキルを証明し、就職活動やキャリアアップを有利に進めるための強力な武器となります。
習得しておけば、Microsoft製品と互換性のあるGoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートといったOffice互換サービスも活用できるので、長く役立つスキルだと感じています。
この記事が、MOS試験に挑戦するあなたの手助けになれば嬉しいです!